
生命の暗号
村上 和雄
サンマーク出版 / 2001-07-10
この本について
「自分にはまだ使えていない力がある気がする。でも何をどう変えればいいのかがわからない」。そんなモヤモヤを抱えたまま日々を回している人って多いと思います。僕もその一人で、年齢や環境で限界が決まっているような気がして、動きたいのに腰が重くなる時期がありました。 『生命の暗号』を読んで気づいたのは、「限界そのものの捉え方がズレていたのかもしれない」ということです。遺伝子って全部が常に働いているわけではなく、環境や心の状態でONにもOFFにもなる。袋入りのマンガ本が急に読めるようになる、あの小さな変化に近い感覚です。才能とか運の話に聞こえるかもしれませんが、著者はそこを“神秘化”しすぎず、淡々と仕組みとして説明してくれるので、逆に地に足がつくんですよね。 もう一つおもしろかったのは、心の持ち方が遺伝子の働きに影響するという視点です。「志を高く」とか「感謝」といった言葉だけ読むと、一見よくある精神論に見えるんですが、この本ではそれがどう環境として作用するのかを、科学の話と一緒に示してくれます。自分の行動や考え方を調整する時の“重さ”が軽くなる感覚がありました。 自分の可能性をもう少し信じたいけど、根拠なくポジティブにはなれない人。そんな人ほど、この本の視点がちょうどよく効くと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
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