
社長、採用と即戦力の育成はこうしなさい!
小山 昇
President Inc / 2021-02-27
この本について
採用や育成まわりって、現場の空気と理想の間で揺れ続ける感じがありますよね。新卒を取るべきか、中途で補うべきか、育てる時間も仕組みも足りないまま、結局その場しのぎになってしまう。自分もずっと同じ迷いを抱えていて、この本を読んだときに「視点を整える材料」としてちょうどよかったんです。 特に刺さったのは、人材戦略をあいまいに抱え込むのではなく、会社として“どこに力を入れるか”を明確にしているところでした。新卒は会社を活性化させるための投資で、中途は部門が主体で選ぶ、教育は生産性の基盤として必須、という整理の仕方が実務に落とし込みやすい。育成についても、6カ月をひとつの基準にして淡々と評価する姿勢が、感情に振り回されがちな現場には効きます。 もうひとつ意外だったのが、「仕事の中に人生がある」という考え方です。自己犠牲を要求しているわけではなく、仕事が成り立つことで家族も自分の未来も支えられる、というごく現実的な視点。採用の話から一歩広がって、「そもそも会社で働くってどういうことだっけ」と足元を整えられる感覚がありました。 採用や育成の判断軸がぶれがちな人、そして「人を採る意味」をもう一度考えたい人には、静かに効いてくる本だと思います。
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