
増補改訂版 いい人財が集まる会社の採用の思考法
酒井利昌 and 坂本光司
フォレスト出版 / 2023-10-10
この本について
採用まわりの話になると、「募集を出しても人が来ない」「来てもすぐ辞めてしまう」「なんとなく採用基準が揺れている」みたいなモヤモヤを抱えたまま動いている企業、多いと思います。自分も採用に関わるたびに、目の前の人手不足に引っ張られてしまって、本当に大事なことを見落としがちでした。 この本が効くのは、採用を“場当たり的な作業”ではなく、“事業に直結する思考”として扱っているところです。離職→募集→離職の無限ループをどう抜け出すかを、採用基準の持ち方や候補者側の心理プロセスの捉え方から整理してくれます。また、学生や求職者が会社をどう見極めているかを軸に置く視点は、自社の説明方法や選考プロセスの設計を見直すきっかけになりました。個人的には「採用基準を下げると、その後の育成とマネジメントの負荷が跳ね返ってくる」という話がとても現実的で、耳が痛いけれど納得しかなかったです。 完璧な会社を目指すのではなく、「自社はどこが他よりも優れているのか」を突き詰めていく姿勢も、この本がくれる現実的な視点のひとつです。採用を“教育の場”と捉える話も、候補者との接し方を少し変えるだけで、結果として会社の魅力が伝わりやすくなるんだと感じました。 採用でずっと疲弊してきたけれど、どこから立て直せばいいのか見えない人にとくに刺さる一冊です。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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