
マイ仏教 (新潮新書)
みうらじゅん
新潮社 / 2011-05-16
この本について
人の機嫌に振り回されたり、つい他人と比べて落ち込んだり、「なんで自分だけ…」と心の中でつぶやきたくなる日ってありますよね。頭ではわかっていても、感情はうまく整わなくて、結局いつものパターンに戻ってしまう。そんなときに、この本のゆるい視点がけっこう効いてきます。 『マイ仏教』は、いわゆる“正しい仏教の本”というより、みうらじゅんさんが自分の日常に仏教をどう当てはめてきたかを語るエッセイです。ただ、その語り口の裏に、「人は比較で苦しくなる」とか「自分らしさに固執するから動けなくなる」といった仏教の核心が、意外なほど実感を伴って刺さってきます。特に、相手の機嫌を取ることを“修行”として捉える視点や、老いを他人事にしてしまう心のクセを突くくだりは、日常の場面が急に立体的に見えてくる感覚がありました。 読んでいて思ったのは、自己肯定を無理に上げていくような本ではなく、「そもそもその“自分”ってそんなに固定したものじゃないよね」という肩の力が抜ける方向に連れていってくれること。自分探しに疲れた人ほど、「自分なくし」という逆方向の発想が、妙にしっくりくるかもしれません。 人間関係で「何で俺が」とつい思ってしまうタイプや、比べ癖が抜けなくてしんどい人に特に刺さる一冊だと思います。無理に悟らせようとせず、でもどこか視界が広がる。そんな距離感の本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





