
動じない。 超一流になる人の心得
王貞治 広岡達朗 藤平信一
幻冬舎 / 2012-06-25
この本について
最近、頭では「もっと頑張らないと」と思うのに、実際の行動が噛み合わないことがよくあります。わかったつもりになって動けなかったり、気持ちがザワついて集中できなかったり。自分の中の“意識の置き場”が安定しないまま、無理やり前に進もうとして空回る感じです。 この本を読んで印象的だったのは、王さんたちが「努力の量」よりも「努力の仕方」を何度も語っていたことでした。頭で理解するだけではなく、白紙の状態で教わり、反復で無意識まで落とし込む。その過程で初めて本当に“身につく”。そして、うまくいかない時ほど、言葉の選び方や呼吸ひとつで心が落ち着く場所に戻れること。意識が上に上がっているときは、どれだけ知識があっても身体がついてこないという話に、妙に納得しました。 もうひとつ救われたのは、超一流の人でも「わかった」と思えずにもがき続けているという事実でした。だからこそ、もうひと踏ん張りを支えるのは、正しい鍛練と、信頼できる指導や言葉なんだとわかる。自分の努力の方向がこれでいいのか迷ったとき、この視点はかなり心に余裕をくれます。 「努力しているのに結果につながらない理由を、もう少し具体的に知りたい人」には刺さると思います。自分の心と身体のズレをどう整えていくか、少し現実的に見えるようになる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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