
親本 天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。 (扶桑社BOOKS)
山口 真由
この本について
努力って大事なのはわかっているのに、続けようとすると途端にしんどくなる時ありませんか。気合いでなんとかしようとして空回りしたり、「自分との戦い」に持ち込んで負けたり。僕もよくそこでつまずいてきました。 この本が効くのは、努力を精神論から引きはがして、現実的な「やり方」にまで落としてくれているところです。たとえば、苦手分野を無理に正面突破しようとせず、まずは得意側に引き寄せること。あるいは、一度読んだだけで理解しようとしないで、とりあえず7回素通しするくらい雑に繰り返すこと。さらに、目標はプラス5%くらいの「ちょっと背伸び」で十分という視点も、肩の力が抜けます。反復できる負荷を作れば、続けることそのものが面白くなっていくんだなと感じました。 そして何より刺さったのは、努力を「自分との戦い」にしないという姿勢です。外圧を使ったり、他人にルールを共有したり、勝負スポットを持ったり。人間は孤独な場外乱闘に勝ち続けられるようにはできていない、という前提からの発想がとても現実的です。 地道に続けたいのに、気合いや根性頼みでいつも消耗してしまう人に向いています。僕自身、努力を少しだけ扱いやすいものとして捉え直せました。無理に自分を変えようとするのではなく、続けられる仕組みを静かに積み上げたい人にちょうどいい本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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