
日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い ことばの世界 (幻冬舎新書)
国立国語研究所編
幻冬舎 / 2021-11-25
この本について
言葉づかいでちょっと迷う瞬間ってありますよね。「させていただいてもよろしいですか?」って自分で言っておきながら、丁寧なのか回りくどいのかよくわからないとか。あるいは「うれしみ」「つらみ」みたいな若い言い回しを前に、なんで“み”なんだろう、と気になったり。相手との距離や空気をどう読めばいいのか、正解が見えないまま日々やりくりしている人は多いと思います。 この本は、そんな“なんとなく感じていた違和感”を、感覚ではなく言語の分析で説明してくれるところが救いでした。「思う」と「考える」に情緒的か論理的かの違いがあるとか、「そして」と「それから」で情報の軽重が変わるとか、知ってしまうと自分の伝え方の癖まで浮かび上がってきます。また、名詞化の“み”にある距離感の調整や、外国人が日本語話者に求めている説明スタイルなど、コミュニケーションの場面にすぐに持ち込める話も多いです。 特に刺さったのは、日本語には“遠近両用”の言い方があるという指摘で、丁重さと親しさを同時に重ねるあいさつの感覚が、自分でも無意識にやっていたものだと気づかされました。言葉は曖昧に見えて、ちゃんと働きがある。その構造が見えるだけで、日常のやりとりが少し扱いやすくなる感覚があります。 言葉の細かい違いを気にしてしまう人、コミュニケーションで「なんか伝わらない」と感じることが多い人には特に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




