
辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術 (PHP新書)
飯間 浩明
PHP研究所 / 2015-05-01
この本について
人と話していて、「この言い方で合っているのかな」と急に不安になることがよくあります。敬語だと堅すぎるし、砕けすぎても距離が近い気がする。その“ちょうどいい”日本語が分からず、場面ごとに迷子になる感じです。言葉って毎日使っているのに、いざ意識すると途端に難しくなるんですよね。 この本は、そのモヤモヤを力技で解消するタイプではありません。むしろ、実際の日本語の使われ方を丁寧に見せながら、「こういう考え方を持っておくと楽になるよ」と寄り添う感じです。たとえば、辞書には“今まさに使われていて、これからも生きる言葉”だけが載るという話は、言葉を選ぶときの基準を少しだけクリアにしてくれますし、「生きた紋切り型」を少しずつ集めておくという発想は、会話であたふたしがちな場面に効いてきます。さらに、挨拶が本質的には「あなたを人間として認めています」という確認作業だと知ると、形式的なやり取りにも別の意味が見えてきます。 読みながら、自分がなぜ言葉に悩むのか、その背景がだんだん整理されていく感じがありました。相手との距離感、状況の温度、内心と表現のズレ……そういうものを無理なく扱うための“視点の持ち方”が手に入る本です。 言葉づかいに自信はないけれど、丁寧にやりたい気持ちはある――そんな人に特に刺さると思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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