
小説の言葉尻をとらえてみた (光文社新書)
飯間 浩明
光文社 / 2017-10
この本について
言葉にひっかかる瞬間ってありますよね。正しいかどうかは分からないけど、「これ自分だけ?」みたいな小さな違和感。仕事の文章を書いていても、人と話していても、そういう細部が気になって手が止まることがある。私もそのタイプで、でも辞書を引いても腑に落ちないことが多くてずっとモヤモヤしていました。 『小説の言葉尻をとらえてみた』は、その小さな違和感に正面から向き合ってくれる本でした。「ふわくしゃ」みたいな新しい擬音の組み合わせがなぜ自然に聞こえるのかとか、「赤ん坊」と「赤ちゃん」を誰がどう使い分けているのかとか、普段なら通り過ぎる細部に丁寧に光を当てていく。読んでいるうちに、自分が日々感じていた引っかかりが「ただの気のせい」ではなく、言葉の歴史や地域差、使われ方の背景につながっているんだと分かって、少しだけ呼吸が楽になります。 特に刺さったのは、どの言葉にも「使われる場面」があるという話です。存在を認めることと、どこでも使っていいとすることは別だという視点。仕事の文章で迷ったとき、この考え方に何度も助けられました。 言葉の細部にちょっとでも立ち止まってしまう人には、静かに効いてくる本だと思います。自分だけの違和感が、ちゃんと世界につながっていると感じられる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要






