
カウンセリングとは何か 変化するということ (講談社現代新書)
東畑開人
講談社 / 2025-09-18
この本について
人間関係で同じパターンを繰り返してしまうとか、誰かの一言に必要以上に揺さぶられて「なんでこんな反応になるんだろう」と後から落ち込むこと、僕もよくあります。頭ではわかっているのに、体が前の物語をなぞってしまう感じです。ただ、その理由を自分ひとりで言語化しようとすると、どうしても限界があるんですよね。 『カウンセリングとは何か』を読んで印象的だったのは、変化って「劇的な何かを起こすこと」じゃなくて、まずは自分の中に古くから居座っている脚本を丁寧に見つけにいく作業なんだという視点でした。カウンセラーが「今、僕に腹を立てているように聞こえます」と率直に言葉にしてくれる場面は、自分が無意識に再演していた関係の型を照らしてくれる瞬間でもあります。また、次の約束があることで、苦しい時間がただの孤独な我慢ではなく、「誰かと一緒に考え直す時間」に変わるという説明も、実感としてすごく腑に落ちました。 この本の良いところは、カウンセリングを理想化しないところです。ふぐ料理のように扱いを間違えると逆効果になる、と正直に書かれている。だからこそ、どこまでが“生活の問題”で、どこからが“心の出番”なのか、その線引きをどう見るのかが、読みながら少しずつ自分ごととして整理されていきます。 自分の反応の理由が知りたい人、同じ物語を繰り返している気がする人に静かに刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本の読者はこんな本も読んでいます
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









