
幸せな劣等感 ~アドラー心理学〈実践編〉~(小学館新書)
向後千春
小学館 / 2017-02-06
この本について
最近、「なんで自分はつい同じ反応をしてしまうんだろう…」とか、「人間関係で疲れるパターンから抜け出せない」と感じることがありました。頭では変わりたいと思うのに、いつもの癖に引っ張られるあの感じです。そんな時に、この本の抜粋を見返すと、やっぱり引っかかる言葉がいくつかありました。 特に、自分が無意識に信じ込んでいる前提をアドラーが「理論」と呼んでいる、という部分。ここを読むと「自分が悩みの原因だと思っていたものは、実は“選んでしまった見方”だったのかもしれない」と少し落ち着きます。また、「人生を捉え直してもう一度スタートする勇気」という表現も、気合ではなく“視点をずらす余白”を与えてくれる感じがあって、焦っている時ほど効きました。さらに、誤ったゴールの4段階が書かれているところは、日常のやりとりの中で「今、自分は②の権力争いモードに入ってるな…」と気づけるだけで、振り回される度合いが変わります。 この本は、人生を劇的に変える“魔法”というより、いつの間にか染みついた思い込みを静かにほどいてくれるタイプです。自分を責めるクセより、自分の視点を一度疑ってみる方が合っている人に向いています。 「自分の反応パターンにそろそろ名前をつけてみたい人」に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの47%が集中しています。
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