
デキる人の敬語の正しい使い方――――何のために敬語を使うの?
半谷 進彦
この本について
仕事で敬語を使う場面って多いのに、「これで合ってるのかな…」と毎回どこか不安が残ることがあります。丁寧にしたつもりなのに、後から「それ逆に失礼らしい」と聞いて冷や汗をかいたり。敬語って、正解があるようで曖昧に感じるんですよね。 この本を読んで印象的だったのは、「丁寧に言えばいい」ではなく、敬語には距離感を調整する役割がある、という視点でした。たとえば「いただく」「伺う」「いたす」を相手の行動に使うと、丁寧どころか相手を下げてしまう。逆に「させていただく」を乱発すると、必要以上にへりくだってしまい、かえってよそよそしくなる。この“行きすぎ”をやんわり止めてくれるのがありがたいところです。 また、「なる=尊敬」「する=謙譲」と覚えるだけで迷わなくなる場面が増えるのも、地味に効きます。「カバーをおかけしますか?」が実は違和感のある表現だった話など、日常のリアルな例が多いので、自分がやりがちな癖に気づきやすいのも助かりました。 敬語を“武装”ではなく、関係づくりの道具としてちゃんと扱いたい人に刺さる一冊だと思います。自分の言い回しをひとつ直すだけでも、場の空気がやわらぐ感覚がありました。
読書インサイト
ハイライト密度
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