
敬語力の基本 肝心なところは、だれも教えてくれない72のテクニック
梶原しげる
日本実業出版社 / 2010-04-22
この本について
仕事の場で敬語を使っているはずなのに、相手の反応がなんとなくぎこちないまま終わってしまうことってありませんか。言葉としての敬語は合っているのに、場の空気だけがうまく整わない感じ。自分では丁寧にしているつもりなのに、「これで正しいんだっけ」と帰り道で思い返してしまうようなあのモヤモヤです。 この本を読んで印象的だったのは、敬語そのものよりも「態度の敬語」が大事だという指摘でした。たとえば、話の流れを受け止めるときに自然と出る「なるほど、そうです」のような小さな相づち。これだけで、相手の緊張がふっとほどける瞬間があります。また、敬語の種類についても、謙譲語は自分の動きを低くする言葉で、丁重語は相手そのものに配慮する言葉という区別を押さえておくと、会話の選択が少しクリアになります。さらに、謙譲を相手に強いると逆に距離を生んでしまうという話も、現場での微妙な違和感に説明がつく感じがして、腑に落ちました。 大げさに人生が変わる類の本ではないですが、実際の会話で「どうも噛み合わないな」というときに、自分の振る舞いを微調整するヒントがそこかしこにあります。敬語というより、人との間合いの取り方を整えたい人に向いている本だと思います。自分もまだ試行錯誤中ですが、読み終えてからは、相手の表情の変化に少しだけ敏感になれた気がしています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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