
日本の大問題が面白いほど解ける本~シンプル・ロジカルに考える~ (光文社新書)
高橋 洋一
この本について
政治や経済のニュースを見ても、「結局、どこが問題で、何が正しいのか」がよく分からないまま流れていくことって多いですよね。倫理的な善悪の話ばかり先に出てきて、肝心の数字や根拠が置いてけぼりになるあの感じ。自分もずっとそのモヤモヤを抱えていました。 この本は、その曖昧さをいったん脇に置いて、数字や世界標準という“地面のある思考”で日本の問題を見直すための一冊でした。たとえば、デフレが本当に厄介な理由を「GDPギャップ」という具体的な数値で説明したり、電波利用料や雇用保険のような身近な制度の歪みを、感情ではなくコストとベネフィットで整理したり。ニュースでは断片でしか見えなかった仕組みが、急に立体的に見えてきます。さらに、ワクチンや財政の話のように意見が割れやすいテーマも、世界標準の考え方を知るだけで「なぜ国によって判断が変わらないのか」の理由が腑に落ちていきます。 全部を鵜呑みにする必要はないし、著者の主張ももちろん一つの立場です。ただ、「印象」ではなく「数字」で考えるとはこういうことか、と体感できる本ではあります。感情論の渦に巻き込まれず、自分の判断軸を持ちたい人に特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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