
チーズはどこへ消えた? (扶桑社BOOKS)
スペンサー・ジョンソン and 門田美鈴
扶桑社 / 2000-11-30
この本について
仕事でも生活でも、変えたほうがいい気がしているのに、実際に動くとなると腰が重くなることってありますよね。頭ではわかっているのに、今のやり方を手放すのが怖い。失敗したらどうしよう、と想像だけがどんどんふくらんでしまう。自分も同じように足踏みすることが多くて、この本を読み返すたびに耳が痛くなります。 『チーズはどこへ消えた?』は、変化そのものを礼賛する本ではなく、「なぜ自分は動けないのか」を丁寧に言語化してくれる本だと思っています。たとえば、恐怖の多くは現実ではなく自分の想像が作り出していること。小さな違和感に気づければ、大きな変化の前でパニックにならずに済むこと。そして、失ったものに意識を向け続ける限り、前に進むエネルギーは生まれないこと。物語のなかでホーが気づいていくプロセスは、こちらまで少し肩の力が抜けるような現実味があります。 特に刺さるのは、「問題を複雑にしすぎて動けなくなっているのは自分自身だった」という視点です。完璧に分析しようとするほど鈍っていく判断力や、不安のせいで行動が遅れる感じに覚えがある人には、かなりしみるはずです。 現状を変えたいけれど、むやみに煽られるのはしんどいという人に向いています。今の自分の立ち止まり方をそっと照らしてくれるような一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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