
陰陽道とは何か 日本史を呪縛する神秘の原理 (PHP新書)
戸矢 学
PHP研究所 / 2012-10-19
この本について
日々仕事をしていると、物事がバラバラに見えてしまって、どこから手をつければいいのか分からなくなることがあります。歴史を学んでも点がつながらなかったり、日本の文化の底にある「筋」がつかめないまま終わってしまう感じも、けっこう共通のモヤモヤだと思います。 この本は、陰陽道を神秘として語るというより、「日本のしくみをどんな視点で読むと急に一本の線になるのか」を教えてくれる一冊でした。天と地が貫かれた一本柱という発想が神社の構造にも政治の設計にも通じているとか、木火土金水の循環で森羅万象を見立てていたとか、読んでいるうちに昔の人の“世界の扱い方”が立体的に見えてきます。天文・暦・地理が本来はワンセットで、分業した瞬間に陰陽道が弱っていくという話も、自分の仕事に置き換えると刺さるものがありました。 特に、信長や秀吉までが天文地理を意識して城を設計していたというくだりは、歴史を「出来事」ではなく「原理の応用」として見直すきっかけになります。こういう視点に触れると、日常の判断や配置の仕方にも少しだけ“理由”を持てるようになる感覚がありました。 歴史の点と点がつながらずにいる人、日本の文化をもう一段深く理解したい人にはしっくりくると思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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