
人を動かす原則 (レス・ギブリン)
レス・ギブリン and 弓場隆
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2017-12-14
この本について
人と話していて、「ちょっとした言い方で空気が悪くなる」とか、「正しいことを言っているはずなのに、なぜか相手が固まってしまう」という場面、けっこうあると思います。自分でも悪気はないのに、相手のプライドを傷つけていたり、話しすぎて本音を読まれていたりすることに後から気づいて、なんとなくモヤモヤが残るんですよね。 『人を動かす原則』は、そのモヤモヤをもう少し“ほぐしてくれる”本でした。たとえば、議論で勝とうとしないほうが結果的に相手の考えが動くこと。声の調子を落とすだけで口論になりにくいこと。自分の主張を通したいなら、まず相手の面子が守られる形をつくること。どれも理屈よりも実際の場面を思い出して納得するタイプの気づきで、読んでいて「ああ、自分ここが雑だったな」と素直に思えました。 あと個人的に効いたのは、「聞く」ことの意味の再確認でした。相手が何を知っていて、どんな前提で話しているのかを探るために黙る。それだけで無駄な誤解が減るし、相手の自尊心を尊重している姿勢にもなる。この本は、会話術というより、人との距離の取り方を静かに整えてくれる感じがあります。 人とうまくやりたいけど“キャラを変える”ような努力はしたくない人に、ちょうどいい本です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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