
NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争
加藤陽子
NHK出版 / 2011-07
この本について
歴史の話になると、「なんでこんな判断になったのか」が途中で見えなくなって、結局“暴走したから”みたいな分かり方しかできないことが多いですよね。僕もずっとそこでつまずいていて、当時の人がどんな圧力や空気の中で動いていたのかを、もう少し人間レベルで知りたいと思っていました。 この本は、その“見えにくい部分”をかなり丁寧に拾ってくれます。たとえば宣戦布告を避けた背景にアメリカの中立法があったことや、国内で続発していたクーデタ未遂が政府の判断を縛っていたことなど、教科書では一行で流れるところが、実際にはどういう重さで当時の人を追い詰めていたのかが立体的になります。また、満州国建国の説明や、国際連盟での判断が後戻りできない道をつくっていった様子なども、「結果だけ知っている」とは違う手触りで読めます。 読みながら、自分の仕事でも似たような“選択肢が限られていく感じ”ってあるなと思いました。誰かが無謀だったという単純化ではなく、状況が積み重なって出口が狭くなる。その感覚を歴史から学びたい人には刺さると思います。 昭和史を改めて勉強したいけど、人物批判やスローガンで終わらせたくない人にちょうどいい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
目次
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要






