
パーソナリティ障害とは何か (講談社現代新書)
牛島定信
講談社 / 2012-11-20
この本について
人と関わるたびに「相手はどう思っているんだろう」と必要以上に気にしてしまう時ってありませんか。特に、具体的に何か起きているわけでもないのに、不安だけが先に立って日常がぎこちなくなる感じ。自分でも「考えすぎだよな」と思いつつ、頭から離れない。そういうモヤモヤに心当たりがある人には、この本の視点がけっこう効きます。 印象的だったのは、単なる気の弱さや傷つきやすさではなく、「自我が未統合なまま他者の存在が侵入してくるような不安」を抱えている状態がある、という説明でした。これは自分を責めてもどうにもならない領域で、構造として理解すると少し肩の力が抜けます。また、控えめで誠実に生きている人ほど、恥の感覚や思い込みが強くなり、気になり始めたことが頭から離れなくなる…という描写が妙にリアルで、自分の過去の反応と重なる瞬間がありました。単に「性格だから仕方ない」で済ませず、どうしてそうなるのかを丁寧にほどいてくれるところがありがたいです。 さらに、周囲からは「わがまま」「自己中心的」と誤解されがちな行動の裏に、強い自己嫌悪や依存の痛みが渦巻いていることを示してくれる点も救いになります。問題なのは性格そのものではなく、何らかの理由で生じた歪みで、それは理解と修復の対象になりうる。本書はその前提を静かに教えてくれます。 自分の対人不安の“正体”を少しでも言語化したい人に刺さる内容だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの58%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




