
思考の「型」を身につけよう 人生の最適解を導くヒント (朝日新書)
飯田 泰之
株式会社朝日新聞出版
この本について
最近、自分の悩みを誰かに相談しても、どうも話がかみ合わないまま終わることが増えてきました。助言が欲しいのに、そもそも自分の中で問題が整理できていない。気づけば考える範囲が広がりすぎて、着地が見えない。そんなモヤモヤを抱えたまま日々を回している人、多いんじゃないでしょうか。 この本が教えてくれるのは、「考える前に、まず問題を扱えるサイズにまで縮める」という、ごく当たり前だけど実は難しい作業です。問題を分割し、直接関係のない論点を外し、70点でいい場面と100点を目指すべき場面を見分ける。こうした“型”を持っているだけで、同じ悩みでも手の付け方が変わります。例えば、相手の行動が理解できないときも、「その人が何を目的に、どんな制約の中で動いているのか」という視点に立つと、ただ否定する以外の選択肢が見えてきます。経済学の思考と聞くと難しそうですが、むしろ日常の判断に直結する話ばかりでした。 読みながら、自分がどれだけ“拡散したままの問題”を抱えていたかに気づかされます。悩みの正体が見えないまま疲れている人や、考えているつもりで実は同じ場所をぐるぐる回っている人にはとくに刺さると思います。私自身、全部を一度に解決しようとするクセを手放せたことで、ようやく動けるようになった部分がありました。 行き詰まったときに使える「考え方の道具」を静かに補ってくれる一冊です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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