
心配ぐせを直せばすべてが思いどおりになる
斎藤茂太
ゴマブックス株式会社 / 2017-07-27
この本について
なんとなく不安が消えず、手を動かしたいのに思考だけがぐるぐるして一日が終わっていく。やらかした仕事を思い出しては落ち込み、未来のことを読みすぎて勝手に疲れてしまう。そんな“心配の癖”みたいなものに、自分でも気づかないうちに振り回されていませんか。僕もまさにそのタイプで、気づけば行動が止まりがちでした。 この本が面白いのは、「心配をなくせ」とは言わず、心配を“どう扱うか”に焦点を置いているところです。例えば、心配ばかりして動けないときは、一度立ち止まって「何が心配なのか」を紙に書き出す。すると漠然とした不安が輪郭を持って、次の一手が少し見え始めます。また、「今日はダメだ」と落ち込む日も、悔やむより“反省して明日の意欲につなげる”という小さな姿勢の転換が大きな違いを生む、と穏やかに教えてくれます。さらに、「他人をうらやんでため息をつくより、自分は何を実現したいのかに目を向ける」という視点も、妙に実感を伴って刺さりました。 大げさな解決策ではないけれど、日常の思考のクセを少しだけ調整して、心配に飲まれず行動へ戻っていく。そのための実践的なヒントが静かに積まれている本です。自分の心配ぐせを“どうにかしたいけど、性格だから無理だよな”と思っている人ほど、やさしく効くと思います。
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