
よい製品とは何か
ジェイムズ L アダムズ、石原 薫
ダイヤモンド社 / 2013-05
この本について
プロダクトをつくったり選んだりするとき、「結局なにが“よい”なんだろう…」と立ち止まることが多いです。機能を盛れば盛るほど複雑になっていくし、ユーザーの反応も読めない。しかも、自分が気に入ったものの判断が曖昧なことすらある。このあたりのモヤモヤは、現場にいるほど強くなる気がします。 『よい製品とは何か』は、その混乱を「気合いではなく観察」でほどいてくれる本でした。読者の抜粋にもありますが、美しさや知覚品質のような“測れない要素”が、実は製品の成功に大きく関わること。つくり手が夢中になる複雑さと、使い手が心地よいと感じるエレガンスは必ずしも一致しないこと。そして、他社製品に触れ続けることでしか養われない「洗練」というものが確実に存在すること。どれも、日々の判断基準が揺らいでいるときに効きました。 この本は、正解を押しつけてくるわけではありません。ただ、自分の感情やユーザーの反応をどう扱うか、長期の視点で品質をどう考えるか、具体的なシーンを通して一歩ずつ考え直させてくれます。「最近、機能や数字だけでプロダクトを語るのに限界を感じてきた人」にとくに刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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