
融けるデザイン ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論
渡邊 恵太
この本について
仕事でプロダクトやサービスに関わっていると、「結局どこまで考えればいいんだろう」「UIって画面の話だけじゃないよな…」みたいなモヤモヤがずっと残ったまま動いてしまうことがあります。自分もまさにそこで迷っていた時期に、この本の視点にかなり救われました。 『融けるデザイン』が効いてくるのは、モノを“機能”ではなく“生活の中でどう生きるか”で捉え直すところです。派手なスキルやテクニックではなく、日常の中にすでにある人の行動や思い込みをちゃんと見に行く。そこから「サクサク感」みたいに言語化しづらい現象まで含めて設計する。さらに、インターフェイスを画面ではなく「人と環境の関係」として扱うことで、ハード・ソフト・ネットの境界が溶けていく今の時代に必要な見方が手に入ります。 読んでいて一番刺さったのは、インタラクションは“作る”ものではなく、すでに起きている現象の調整だという視点でした。これを踏まえると、ARのような新しい技術でも「何を重ねて見せるか」じゃなくて「人の身体感覚をどう拡張するか」で考えられるようになります。 プロダクトやUIに関わっていて、「仕様は作れるけど、本質を捉えられていない気がする」と感じている人に特に刺さる本です。技術より前に“生活のリアリティ”を見るという、地に足のついた態度が身につきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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