
世界の経営学者はいま何を考えているのか ― 知られざるビジネスの知のフロンティア
入山章栄
英治出版 / 2012-11-13
この本について
仕事の判断をするときに、「結局どこまでが読めて、どこから先は運なのか」があいまいなままモヤモヤすることってありますよね。データを取ってもスッキリしないし、会議で語られる“経験則”も腑に落ちない。自分の考え方の土台そのものを整理したいのに、何を基準にすればいいのか迷うばかりでした。 この本は、そういうときにいきなり答えをくれるタイプではありませんが、ものごとの見方を整えてくれる感じがあります。たとえば、戦略がうまくいくかどうかを統計で検証するときに必ず出てくる「内生性」の問題を知ると、シンプルな成功法則を鵜呑みにしなくなります。また、自分一人で全部理解しようとする癖がある人には、組織の“知のインデックスカード”という発想がけっこう効きます。誰が何を知っているかを把握するだけで、動きやすさがガラッと変わる場面があるはずです。 さらに、企業が長く強いわけではなく「一時的な優位をつないでいるだけ」という視点も、キャリアや事業の見方を柔らかくしてくれます。ずっと盤石でいようと無理に構えるより、その時々の強みを拾っていくほうが自然だと感じられました。 理屈っぽい内容ではありますが、日々の仕事で「判断の基準がぐらつく」と感じている人には、静かに刺さる本です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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