
知識とスキルを結果につなげる 使う力 (PHPビジネス新書)
御立 尚資
この本について
仕事をしていると、「結局どう判断すればいいんだろう」とか「企画って何をもって良いと言えるんだろう」といったモヤモヤが、いつまでも机の横に居座り続けます。私もそうで、情報を集めても整理しきれず、上司の質問にうまく答えられない日がありました。この本を読んでまず感じたのは、そういう迷いって“スキル不足”というより、“使い方の筋力”が足りないだけなんだ、という視点でした。 とくに刺さったのは、データがない領域でも「意思決定に足りる精度で数字を作る」という発想です。過去の数字に頼れない場面こそ、考え抜いて仮の土俵をつくる。そのうえで、課題をどう切るか、情報をどう集めるか、どこまで分析すれば十分なのかが、自分の中で整っていきます。また、人を動かす側にまわると、論理だけでは足りなくて、相手の中の答えを引き出すアクティブリスニングや、仕組み化によって自由と規律の線引きを明確にする力が欠かせない。ここも現場の実感に近くて、読みながら何度もうなずきました。 企画に自信がないとか、判断の軸がブレがちだという人には、かなりしっくりくると思います。私も全部できているわけではないですが、「次の一手を考えるとき、何がわかれば決められるか」を自分に問い直す習慣だけで、仕事の詰まりが少しずつ減ってきました。こんな歩き方を知りたい人にはちょうどいい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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