
決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8カ月 (文春e-book)
秋場 大輔
文藝春秋 / 2022-06-09
この本について
仕事で判断を求められる場面が続くと、「これ、どこまで自分で決めていいんだろう…」「相談すべきか、動くべきか」で足が止まることがあります。組織にいる以上仕方ないと思いながらも、会議が増えるばかりで前に進んでいる感覚がない。僕自身もよくこの沼に落ちます。 『決戦!株主総会』を読んでいて印象的だったのは、瀬戸氏の「経営はアートをサイエンスに変える」という姿勢でした。判断の再現性を上げるために、責任範囲を徹底的に明文化していく。相談ではなく判断が回るように仕組みをつくる。これは経営層だけの話ではなく、日々の業務でも「あいまいなルールに頼らないと決める」ことで行動が軽くなるんだなと感じました。また、LIXILの混乱が描かれる中で、ガバナンスが機能しない組織では、正しい判断さえ空回りするという現実も突きつけられます。自分の職場の“空気の力学”を一度俯瞰してみようと思わせられました。 特に、暗黙知が若手や中途の足かせになるくだりは心に刺さりました。現場の混乱って個人の力不足ではなく、仕組みの不備から生まれることが多いんですよね。 組織の意思決定に違和感を抱えながら働いている人に届いてほしい一冊です。
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ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの46%が集中しています。
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