
わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)
池上彰
講談社 / 2009-07-20
この本について
人に説明するときに、途中で「あれ、相手ついてきてないな」と気づいて焦ることがあります。自分では筋道が見えているつもりなのに、相手には“情報のどこを見ればいいか”が伝わっていない。僕も仕事で何度もやらかしてきました。 池上彰さんの『わかりやすく〈伝える〉技術』は、そのモヤモヤをかなり現実的にほどいてくれる本でした。たとえば、図や話の要素を最初から全部見せず、必要なところだけ順番に出すという考え方。これを知ってから、会議で「情報を詰め込みすぎて混乱させる」失敗が減りました。接続詞をむやみに使わず、短い文を積み上げるというアプローチも、説明のクセを見直すきっかけになりました。そして何より効いたのは、「相手が何を知らないかを先に把握する」という姿勢です。自分の理解を押しつけるのではなく、相手の地図に合わせて話す感覚が少しつかめた気がします。 派手なテクニックではありませんが、日常のやり取りで確実に効く内容ばかりです。特に「丁寧に説明しているはずなのに、結果として伝わっていない」と感じる人にはかなり刺さると思います。僕と同じように、説明の迷子になりがちな方にすすめたい一冊です。
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