
変な人の書いた世の中のしくみ
斎藤 一人
サンマーク出版 / 2012-10-20
この本について
最近、つい「これが手に入ればもう少し楽になれるのに」とか「状況さえ変われば」と考えてしまうことが多いんですよね。頭ではわかっていても、目の前の大変さに引っぱられて、気持ちの余裕がどこかに消えていく感じ。僕もよくそこでつまずきます。 この本がおもしろいのは、「状況を整えるより、まず自分のほうを整える」とサラッと言い切りながらも、その感覚を押しつけてこないところです。たとえば、大変なことが起きたときに“面白いことが起きた”と思ってみるとか、当たり前に見えることへ“ありがとう”を向け直してみるとか、行動というより視点の置き方がすごく具体的なんです。それが不思議と、翌日の職場で部長に怒られたときにちょっと試してみようかな、くらいの軽さで使える。 もう一つ大きかったのは、相手との関係も“修行”だからこそ成り立っている、という考え方。夫婦でも職場でも、相手の性質が違うからこそ起きるズレを、責める材料じゃなくて理解の入口として見てみる。これも決してキレイごとじゃなくて、自分の余裕がないときほど効きました。 必要以上にがんばると苦しくなるし、抑え込めば恨みが生まれる。そういう心のクセをゆるめたい人にとって、この本はちょうどいい距離感で寄り添ってくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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