
微差力
斎藤 一人
サンマーク出版 / 2009-11-30
この本について
仕事でも人間関係でも、「あとちょっと頑張ればいいのは分かってるのに、その“あとちょっと”がよく見えない…」という場面、けっこうありますよね。未来を大きく変えるような選択肢なんてそうそう出てこないし、結局、何を変えればいいのか分からないまま日々が過ぎていく感じ。僕もずっとそのタイプでした。 『微差力』を読んで印象的だったのは、「未来を全部読まなくていい、ただ一歩だけ先を見ればいい」という視点でした。富士山に脚立を持っていく話もそうですが、いきなり大差をつけようとしなくていい。笑顔の返事や、頼まれごとを嫌な顔せず受ける姿勢など、本当に“微差”のレベルでできる行動が、後々の雲泥の差につながるというところが妙に現実的なんです。それに、「自分のためにもなって、人のためにもなる仕事は続く」という考え方も、今の時代には逆に新鮮でした。大義名分じゃなくて、無理なく続けられる形を選ぶ大事さに気づかされました。 大きな変化を求めているけれど、現実的には今日やれることからしか変えられない。そんな人に静かに効いてくる本です。僕と同じように「何を足せばうまくいくのか」が見えづらい人には、とくにしっくりくると思います。
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