
学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール (光文社新書)
木暮 太一
この本について
仕事でも日常でも、人に説明していて「あれ、途中で伝わってないな…」と不安になることがあります。自分では丁寧に話しているつもりでも、相手の表情が曇っていくあの瞬間。説明って、才能よりも“相手がどこで迷うか”を察する力の方が大きいのかもしれません。 この本は、その感覚を実務レベルに落とし込んでくれます。特に刺さったのは、論理が弱いから伝わらないのではなく、多くの場合「説明の省略」が原因になっているという指摘。たしかに、自分の頭の中ではつながっているから、そのまま話してしまうんですよね。でも相手は前提を共有していない。そのズレを埋めるために、「テーマを先に示す」「概略を先に置く」「具体→抽象を往復させる」といった小さな工夫が、思っている以上に効きます。 また、全部を均等に説明しなくていいという“ランドマーク”の考え方も実践しやすいです。相手が迷いそうな山場だけ丁寧に押さえておけば、途中で混乱しても戻る場所ができる。これは会議でも資料作りでも、すぐ試せるテクニックでした。 自分の言葉がどう届いているのか不安になりやすい人、説明が長くなりがちで悩んでいる人には、かなり実用的だと思います。自分のクセに気づきつつ、少しずつ“伝わる説明”に寄せていける一冊です。
読書インサイト
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