
知らないと恥をかく世界の大問題4 (角川SSC新書)
池上 彰
角川マガジンズ / 2013-05
この本について
ニュースを追っていると、国同士の対立や選挙の混乱が話題になるたびに、「結局、世界ってどこでどうつながっているんだろう…」と置いていかれたような気分になることがあります。表面的な言葉だけ追っても、背景の事情が見えないままモヤモヤが残るんですよね。僕自身も同じで、政治の話題になると急に霧がかかったようになっていました。 この本が助かったのは、アメリカの分断や中国の人口問題、ロシアの資源事情みたいに、ニュースでよく聞くテーマを「なぜそうなるのか」という地面のレベルまで下げて説明してくれるところです。たとえば共和党と民主党の違いも、抽象的な左右の話ではなく、税金や福祉のどこで考え方が分かれるのかが具体的に書かれていて、多くのニュースの読み方が変わりました。また、中国がチベットを手放さない理由のひとつに“水”がある、という説明は、地政学って本当に生活の延長なんだなと腑に落ちる瞬間でした。 さらに、この抜粋にも多くあった通り、世界全体が「誰も仕切れない状態」に入っているという視点も、日々の不安の正体を言語化してくれます。ニュースの断片を追うだけでは見えなかった、大きな流れの中に自分がいる感じがします。 難しい話を知識として覚えたい人より、世界の出来事に振り回されている感覚をなんとかしたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
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