
アゴを引けば身体が変わる~腰痛・肩こり・頭痛が消える大人の体育~ (光文社新書)
伊藤 和磨
この本について
仕事中に気づくと首が前に出ていて、夕方には肩がガチガチ。座り続けると腰がじんわり痛むけれど、ストレッチをしても根本的に変わった感じがしない。僕自身ずっとそんな悩みを抱えていて、「姿勢を良くしよう」と意識してみても数分で元に戻る……そんな日々が続いていました。 この本が面白いのは、痛みそのものをどうにかするのではなく、「痛みを生む姿勢や動作」に淡々と光を当ててくれるところです。たとえば、舌を上あごにつけるだけでアゴが引けて、首や腰への負担が勝手に軽くなる話。机に向かっているときはほぼ無意識に前のめりになってしまうけれど、この小さな癖だけで呼吸が整い、肩の張り方まで変わります。また、前脛骨筋をほぐすと膝の伸び方が変わり、反り腰が軽くなるという説明も腑に落ちました。「腰が痛いから腰を伸ばす」のではなく、別の場所から姿勢が整う感覚が新鮮です。 さらに、定期的に上体を起こして腰を反らすだけで、血流の滞りからくる慢性的な痛みが減っていくという話も、実際にやってみると意外なほど効きます。20分に1回、1分だけ反る。これなら仕事の合間でも無理なく続けられました。 大きく何かを変えるというより、「日常の動き方を少しずつ修正する」タイプの本です。ガチのトレーニングは続かないけれど、体の不調はどうにかしたい……そんな人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの55%が集中しています。
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