
歴史好きは必ず読む 三国志 完全版
吉川英治
ゴマブックス株式会社 / 2013-08-14
この本について
仕事でも人間関係でも、「正しいと思うことがあるのに、場の空気や力関係で押し流される感じ」が続くと、自分の立ち位置がわからなくなることがあります。言っても聞いてもらえない、役割に納得していないのに動かざるを得ない、そんなモヤモヤが積み重なる時期ってありますよね。 吉川英治の『三国志 完全版』を読んでいると、当時の英雄たちも実は似たような葛藤を抱えていたことがよくわかります。読者の抜粋にも、宮廷で意見が退けられたり、役目に不服を抱えながらも「いまやるべきこと」に忠実であろうとする姿が目立っていて、そこに刺さったのだと思います。派手な戦の裏で、人が自分を慰めたり、理不尽な命令に耐えたりしながら選択していく描写が、とても現実的なんです。 この物語が効くのは、立場や感情が入り乱れる場面で、自分の判断をどう整えるか悩んでいるとき。権力の渦中であっても、人物たちがどこで踏みとどまり、どこであきらめ、どこで信じるものを口にしたのかが描かれていて、日常の小さな決断にも少し風が通る感じがあります。 こんな人に刺さると思います。表では平静を装いつつ、内側ではずっと判断の揺れを抱えている人。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの56%が集中しています。
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