
宮台真司・愛のキャラバン――恋愛砂漠を生き延びるための、たったひとつの方法
宮台 真司、鈴木 陽司、高石 宏輔、公家 シンジ
この本について
恋愛や性のことで悩んでいると、つい「どう振る舞えば正解なんだろう」とか「相手に合わせればうまくいくはず」といった方向に逃げがちですが、実際はそれで自分がどんどん薄まっていく感じがありませんか。僕自身もずっとそこで迷っていて、この本を読んだときに、妙に胸の奥がザワっとしました。正解探しじゃなくて、自分の内部に熱を戻す話ばかりだからです。 読者が保存していた抜粋を見ると、刺さっているのは「テクニックや損得の外側にある何か」に触れた部分だと思います。たとえば、自分の反応速度をあえて遅らせる感覚とか、自分が昂っていないのに相手にだけ開いてほしいと思ってしまう矛盾とか、相手を見る前にまず自分が整っていない問題。そういう“生々しいけれど現実的なズレ”に丁寧に触れてくれるのが、この本の珍しいところでした。 この本が効くのは、恋愛やセックスを「どううまくやるか」で処理しようとしていた人が、自分の内部に戻るためのきっかけを探しているときです。ひとことで言えば、正解よりも濃度を大事にしたい人向け。自分の熱の出し方や、相手と向き合うときのフレームをどう変えるのかについて、抽象論だけではなく具体的なシーンを通して語ってくれるので、自分の行動を少しだけ変えてみようという気になれます。 うまく説明できないけれど、恋愛の迷いが「相手の問題」じゃなくて「自分がどう世界を見るか」の問題に変わっていく本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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