
1回の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術―戦略コンサルタントが教える「決まる会議」の掟
斎藤 岳
東洋経済新報社 / 2008-07-10
この本について
会議って、気づけば予定より長引くし、結局なにも決まらず「次回に持ち越し」になりがちですよね。僕も以前は、準備してきた資料とは関係ない話が始まったり、空気が悪くなって議論が止まったりして、終わったあとにどっと疲れるタイプでした。 この本は、そういう“モヤっと感”の原因をかなり具体的に言語化してくれます。たとえば、会議が迷走するのは「論点が共有されていない」「参加者が同じ事実を見ていない」「一体感がない」という3つが大きい、という指摘はかなりリアルです。そのうえで、ただ理屈を並べるのではなく、進行役としてどう介入すれば空気が整うのか、どうやって合意の“土台”をつくるのかが、現場でそのまま使えるレベルで書かれています。特に、場が荒れたときに質問で流れを戻す方法や、終盤5分で必ずラップアップして次の行動を言葉にするところは、僕自身いまも助けられています。 会議を「短くする」より、「会議の投資対効果を上げる」という視点に切り替えたい人にはぴったりだと思います。結論が出ると、その後の仕事量が減る、という当たり前だけど忘れがちな事実にも改めて向き合わせてくれる一冊です。とくに、議論が散りがちなチームをまとめる役目を任されがちな人には、かなり刺さるはずです。
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