
会社を変える会議の力 (講談社現代新書)
杉野幹人
この本について
仕事の会議で、終わったあとに「で、結局何が前に進んだんだろう…」とモヤっとすることが僕はよくあります。議題は並んでいるのに噛み合わないとか、結論が出ないまま時間だけ過ぎるとか。逆に、材料が足りないのに無理やり決めにいって、あとで「決めちゃっただけだったな」と気づくこともあります。 この本は、そんな混乱の正体を「会議」と「打ち合わせ」をきちんと分けるところから整理してくれます。問題を解決する場と、材料を揃える場をごちゃまぜにしているから噛み合わないんだ、と言われると、思い当たる瞬間がかなりありました。さらに、議題・資料・メンバーが一本につながっていないと、本当の意味での会議にならないという指摘も、日々の現場をそのまま見ているようで刺さります。特に、ブレストが“サチっている”のに惰性で集まり続けてしまう構造は、少し胸が痛い部分でした。 結局のところ、この本は「会議を減らす」話ではなく、「どうすれば多人数で集まる意味が生まれるのか」を具体的に教えてくれます。会議モドキに振り回されている人や、部門をまたぐ話がいつも空中戦になる人には、かなり実感を伴って読める一冊だと思います。僕自身、次の会議でまず“目的と議題は合ってるか”を確認するようになりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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