
こうして、チームは熱狂し始めた。
近田 哲昌
すばる舎 / 2013
この本について
現場でメンバーを育てようとしていると、「なんで伝わらないんだろう」「自分の指示って意味あるのかな」と、静かに疲れてしまう瞬間があると思います。部下が動かないのか、自分の伝え方が悪いのか、そもそも方向性が合っているのか。そのあたりのモヤモヤを抱えたまま日々が過ぎていく感じ、よくわかります。 この本が面白いのは、「もっと上手く管理しよう」という方向ではなく、視点をひっくり返してくれるところです。たとえば、新人の成長を“召使い型→思い込み型→インサイト型”と分けて、どの段階でつまずいているのかを見やすくしてくれたり、経営陣の発言が変わる背景を「逆算思考」で読み解く視点をくれたりします。表面的な言動に振り回されがちなときほど、この一歩引いた見方が効きます。また、「叱るのは挑戦を避けたときだけ」という考え方や、「どんなビジョンなら自分は本気で語れるか」を掘るプロセスなど、実際の場面を想像しながら読める箇所が多いです。 派手な成功論ではなく、日々の違和感にちゃんと向き合いたい人にちょうどいい一冊だと思います。「自分も部下も、まだ道半ばだよな」と感じながら、それでもチームを前に進めたい人に刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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