
マーケティングを学ぶ (ちくま新書)
石井淳蔵
この本について
仕事でマーケの判断をしようとすると、「結局どこにどれだけ投資すればいいんだろう」とか「自分の勘で進めてしまってないか?」みたいな不安って、どうしてもついてきます。僕も企画を回すたびに、調査や市場の見立てがこれで十分なのか、いつも手探りでした。 この本が面白いのは、派手なフレームワークを増やすというより、実務の“舞台”をどう整えるかを丁寧に語っているところです。たとえば、花王のような企業が、調査をプロセスに埋め込んでいる理由が具体的に描かれていて、「なぜあの会社は失敗しにくいのか」が腑に落ちます。また、ブランドに投資すべきかどうかを、感覚ではなく場のマネジメントとして考える視点も実務で効きました。ブランドが弱ったときに、広告なのか品質なのか、何に手を打つべきかを整理できるのは大きいです。さらに、新商品づくりで過去の問い合わせやクレームを活かす話は、目の前の企画にどう反映するかがイメージしやすく、自分の仕事にも持ち帰りやすい内容でした。 「マーケティング=派手な打ち手」と感じている人より、むしろ「判断の根拠をどう積むか」に悩んでいる人に刺さる本です。迷いの多い日々の中で、一歩ずつ精度を上げるための視点が手に入ります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
読書の順序
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