
講談・英語の歴史 (PHP新書)
渡部 昇一
PHP研究所 / 2014-06-06
この本について
英語を使っていると、ふと「なんでこうなるんだろう」と手が止まることがあります。単語の意味の揺れとか、表記ゆれとか、文法の例外とか。調べても断片的な説明ばかりで、結局モヤモヤが残るままになることも多いですよね。僕もそのタイプで、使いながらずっと気になっていました。 この本は、そのモヤモヤの“根っこ”を教えてくれます。たとえば、they がヴァイキング由来だと知ると、音の混同を避けるための置き換えだったのかと腑に落ちますし、beef と ox の使い分けのように、身分制度と日常語の距離感がそのまま語彙に残っているのを見ると、英語が歴史そのものだと実感できます。さらに、nowadays の語尾の理由がドイツ語の属格で一気に説明できるのも、「例外」だと思っていたものが実は必然だったと気づかされる瞬間でした。こういう視点が一度入ると、普段の英語がちょっと立体的に見えてきます。 英語の効率的な学び方というより、「英語という現象をどう理解するか」が気になる人に刺さる本です。知識を増やすだけでなく、長年のひっかかりが静かにほどけていく感覚がありました。僕と同じように、言語の背景にあるストーリーが気になる人には、かなりしっくりくると思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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