
ダメなときほど運はたまる (廣済堂新書)
萩本欽一
廣済堂あかつき出版事業部 / 2015-01
この本について
仕事でも人間関係でも、自分の実力不足なのか運が悪いだけなのか、判断つかないまま粘り続けてしまうことってありますよね。引くタイミングもわからないし、かといって諦めるのも怖い。僕も同じようにぐるぐる悩んでいるんですが、欽ちゃんのこの本は、その迷いに少しだけ風を通してくれる感じがありました。 印象的なのは、失敗を「運の定期預金」として扱う視点です。うまくいかない時期ほど、あとから効いてくる“利子”が積み上がっているという考え方は、落ち込んだ自分を無理に鼓舞するのではなく、静かに姿勢を整えてくれる感じがします。また、「向いていない場所にこそ運が落ちている」という一節も、選び方に迷ったときの小さな道しるべになりました。自分で見えていない適性って、意外と他人の目のほうが確かだったりしますしね。 そしてもう一つ、損から入ることの効用が繰り返し語られていて、これも妙に腑に落ちました。人にちょっと時間を使う、面倒を引き受ける、怒られても仕返ししない。どれも格好良くはないけれど、あとで自分の運に変わっていく。そう思えるだけで、日常の選択が少し楽になります。 自分のペースで前に進みたいけれど、どうしても焦ってしまう人に刺さる一冊だと思います。僕自身、読んでから「まあ今日はこれくらいでいいか」と思える日が増えました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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