
負けるが勝ち、勝ち、勝ち! (廣済堂新書)
萩本欽一
廣済堂出版 / 2012-09-24
この本について
最近、「怒りに振り回されて損してる気がする」とか、「人との距離感がよく分からないまま大人になっちゃったな」とか、そんな小さなつまずきが積み重なっている人、多いと思います。自分もけっこう同じで、余計な一言で後悔したり、逆に言えなくてモヤモヤを抱えたり…。そんなときに読んでみて、思った以上に実感として効いたのが萩本欽一さんのこの本でした。 一番響いたのは、“勝ちにいく前に負けてみる”という感覚です。たとえば、理屈では自分が正しくても、先に「ごめんね」と言える人のほうが結果的に人に嫌われないし、運を落とさない。怒りをぶつけず三日我慢するだけで流れが変わる、なんて言い方は一見ゆるいのに、思い返すと具体的な場面が浮かんでくるんです。 それと、「つらいと思ってるうちはまだ終わってない」という視点もけっこう救われました。しんどいときほど優しい気持ちが戻ってくるとか、涙をぬぐえるのは人間だけだから泣けばいいとか、そういう言葉って気休めじゃなくて、その後の行動を自然に変えてくれるんですよね。 とはいえ運頼みの精神論じゃなくて、ちょっとした言葉選びや、怒りの飲み込み方、誰かへの振る舞いみたいな現実的な話ばかり。だからこそ、日常にそのまま持ち込める感じがあります。 「最近、余裕ないな」と思ってる人には、とくに静かに刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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