
アリエリー教授の人生相談室 行動経済学で解決する100の不合理 (早川書房)
ダン アリエリー and 櫻井 祐子
この本について
仕事でも生活でも、「なんで自分はこんなに決められないんだろう」とか「やればいいのに先延ばししてしまう」とか、そういう小さなモヤモヤって尽きませんよね。僕自身も、やる気が続かなかったり、未来の自分に期待しすぎたりして、あとから「また同じパターンだ…」と落ち込むことがよくあります。 『アリエリー教授の人生相談室』は、そういう“ちょっとしたつまずき”を行動経済学の視点でほぐしてくれる本でした。たとえば、すぐ先の誘惑に引っ張られる「現在志向バイアス」があるからこそ決められないだけで、性格の問題じゃないとわかると気が楽になります。また、小さく完結できるタスクの方がモチベーションが上がる、といった話は、そのまま日々の仕事の組み立て方に応用しやすいです。そして、試す回数を増やして、脈のない選択肢はさっさと手放すという考え方も、環境を変えるか迷っているときにすごく効きました。 この本の良いところは、読者を追い立てるのではなく、「こういうふうに人は判断しがちだよね」と並走してくれるところです。決断に時間を奪われている人や、環境を変えたいけれど不安が勝って動けない人には、とくにしっくりくると思います。行動経済学と聞くと難しそうに見えるかもしれませんが、日常の場面に置き換えながら読めるので、“今の自分のクセ”が自然と見えてきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
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