
「幸せ」をつかむ戦略
富永朋信 and ダン・アリエリー
日経BP / 2020-02-15
この本について
仕事でも生活でも、「自分の意思で選んでいるはずなのに、なぜか思うように進まない」という感覚が続くことがあります。頑張りたいのに途中でどうでもよくなったり、人間関係で一度の嫌な出来事に引っ張られたり、組織の“壁”に気持ちを持っていかれたり。自分の中の理屈と現実の行動が噛み合わないまま、モヤモヤだけが残る感じです。 この本は「行動経済学」というと難しそうに見えますが、実際にはそのモヤモヤがどこで生まれているのかを、生活レベルの“選び方”から説明してくれます。例えば、ダイエット中にマフィンを食べた瞬間にスイッチが切れてしまうあの現象が、ただの意志の弱さではなく「どうにでもなれ効果」という人に共通の仕組みだとわかると、責める気持ちより対策の視点が手に入ります。また、一度裏切られたときに全体の信頼まで手放してしまう心の動きも、見えていない“失うもの”に気づけると少し冷静になれます。さらに、目標を達成するうえで「自分がコントロールできる事柄」にだけ焦点を戻す考え方は、仕事の停滞感をほぐすのにかなり効きました。 無理に前向きにさせる本ではなく、日常でつまずく理由を“仕組み”から理解したい人に刺さる一冊だと思います。同じような迷いを抱えている人ほど、自分の動き方の微調整がしやすくなるはずです。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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