
「空気」で人を動かす
横山信弘
フォレスト出版 / 2014-06-04
この本について
仕事でも日常でも、「なんであの人は動いてくれないんだろう…」と悩むことってありますよね。言い方が悪かったのか、自分の伝え方が下手なのか、つい相手の中に“答え”を探しにいってしまう。でも、この本を読んでみると、そもそも探す場所を間違えていたのかもしれない…と静かに気づかされました。 人が動くかどうかは、理屈よりも「しっくりくるかどうか」。その背景には、ミラーニューロンの話のように、無意識に周囲から影響を受ける人間の性質があって、だからこそ「場の空気」が積み重なって、人の行動をつくっていく。僕自身、忙しい現場で「人」を変えようとして空回りした経験が何度もあるので、この視点の転換はかなり助けられました。 特に刺さったのは、空気は自然には良くならないし、放っておくとゆっくり悪くなるという点です。朝礼でも会議でも、同じメッセージを何度も「改まって」伝え続けることで初めて空気が整っていくという現実的な話。やさしいように見えて、実はかなり骨太なアプローチです。それに、「間違った承認」や「緩んだ空気」の見分け方など、現場の微妙な変化に気づく目線ももらえます。 人の能力を鍛えるより前に、まず空気を整える。そんな当たり前のようで難しいことに向き合いたい人に、じんわり効く本だと思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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