職業史としての弁護士および弁護士団体の歴史 JLF選書 (JLF選書)

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大野 正男、日弁連法務研究財団

累計読者数2
平均ハイライト数 10件/人
star総合評価 40/100
start序盤集中型

この本について

仕事をしていると、自分の専門性がどこで生きているのか、そもそも社会にどう役立てているのか、ふと立ち止まってしまう時があります。とくに「プロとしての独立性」や「経済的事情と使命のバランス」にモヤっとする人は多いんじゃないでしょうか。僕もその一人で、この本を読んでようやく少し整理がつきました。 印象的だったのは、弁護士という職業が「法廷を独占する専門職」として始まり、法律知識そのものより、その知識がどんな場でどう使われるかが職業の本質を決めてきたという視点です。また、使命は同じように語られていても、実際の現場では受け止め方に幅があり、それが弁護士像を一つにまとめきれない理由にもなっている。ここを歴史的にたどってもらえるのが、とても助けになりました。 さらに、この仕事が社会的意義だけで成立しているわけではなく、経済的条件が満たされている時に初めて職業倫理が形になるという話が、妙にリアルで腑に落ちます。綺麗ごとだけでは語れない職業の重さを、変にドラマチックにせず淡々と示してくれる本です。 自分の専門職としての立ち位置に違和感がある人や、「なぜこの仕事を続けているのか」を歴史の目で見直したい人に刺さると思います。

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