
ここらで広告コピーの本当の話をします。 宣伝会議
小霜和也
この本について
仕事でコピーを書いていると、「これでいいのか」の感覚がずっとつきまといますよね。自分の案に自信が持てないまま締切に追われたり、戦略より言葉遊びに寄ってしまったり、そもそもターゲットが何を求めているのかよく見えなくなったり。僕も同じで、形にしては壊し、また悩む…を何度も繰り返してきました。 この本が効いたのは、表現そのものより“考える順番”を整理してくれたことでした。たとえば、時間の9割は競合比較やターゲットインサイト探しに使うという話。派手なコピーより「状況をどう言葉でつくるか」が大事という視点。さらに、2案発想のように“信じる自分”と“疑う自分”を同時に立てる、あのリアルな思考プロセス。読んでいると、うまく書けない理由がスキル不足ではなく「見えていなかった順序」にあることが腑に落ちました。 もう一つ刺さったのは、仕事のしんどさを正面から扱っているところです。真に大事な本質を言語化するのは汚れ仕事で、ときには精神的に追い詰められる。それでも考え続けた人が“抜ける瞬間”を迎える。この温度感は、現場で迷っている人ほど沁みるはずです。 「表現力だけでなく、どこまで本質を見にいけるか」に悩んでいる人に、とても相性がいい一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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