
新訳 道は開ける
D・カーネギー and 田内 志文
KADOKAWA
この本について
朝起きた瞬間、「今日どうやって乗り切ろう」と胃が重くなる日ってありますよね。未来の心配ばかり膨らんで、やる前から疲れている感じ。僕もよくそこで足が止まってしまうのですが、この本を読んでいて気づいたのは、あの不安って“考えているようで、実はただ転がしているだけ”の時間がほとんどなんだということでした。 『新訳 道は開ける』は、不安を根性論でねじ伏せる本ではありません。むしろ、視野が曇っているときに「まず事実を書き出してみよう」と手を動かすところから始めさせてくれる。過去と未来で頭がいっぱいになったときには、今日というひと区切りだけにエネルギーを注ぐという考え方をそっと差し出してくれる。さらに、最悪の事実を受け入れた瞬間にふっと力が戻る体験も、著者の言葉と実例を通して腑に落ちる形で書かれています。 読みながら、自分でも驚くほど小さな行動が変わっていきました。会議でまず「問題は何か」を紙に書くようになったり、朝の不安が強い日は“今日だけでいい”と区切るだけで息がしやすくなったり。劇的な変身ではなくても、日常のほころびがすこしずつ整っていく感じがあります。 行き詰まると未来ばかり覗き込んでしまう人に、静かに届く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
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