
ドラッカーの黒字戦略
藤屋 伸二
CEメディアハウス / 2014-12-11
この本について
仕事をしていると、「売上は伸びているはずなのに、会社として前に進んでいる感じがしない」とか、「頑張っても利益が残らないのは何なんだろう」といったモヤモヤにぶつかることがあります。規模を大きくするほど大変になり、社員もどこか会社の都合に合わせるだけになっていく。自分も同じような壁に何度も当たりました。 『ドラッカーの黒字戦略』が効いたのは、そういうときに“視点の出発点”を顧客に戻してくれるところです。顧客がなぜ自社を選んでくれているのかを聞くこと、過去の成功と失敗をちゃんと振り返ること。それ以外に本当の強みは見えない、と言い切られると、日々の業務で置き去りにしていたものが急に輪郭を持ち始めました。また、売上拡大よりも「質的な成長=仕組みと社員の成長」が先にあるという考え方も、焦りがちな自分にはちょうど良いブレーキになります。利益は目的ではなく、顧客満足の手がかりにすぎないという視点も、日常の判断軸に使いやすいです。 そして何より、効率が悪い市場や小さな市場、めんどうな仕事こそニッチになり得るという考えは、無理に大きな土俵で戦わなくていいんだと肩の力を抜かせてくれます。誰に・何を・どのように届けるかを具体的な「人」から考えるだけで、余計な悩みが減っていく感覚がありました。 自分の会社や事業の軸がぼんやりしてきたと感じる人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの41%が集中しています。
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