
図解 使える心理学大全
植木 理恵
KADOKAWA / 2020-03
この本について
仕事でも人間関係でも、「なんでこうなるんだろう…」と理由がよく分からないまま疲れてしまうことってありますよね。相手の反応に振り回されたり、会議で空気を読んで意見を飲み込んだり、自分のモチベーションの波に悩んだり。僕もずっとここでつまずいてきました。 『図解 使える心理学大全』が面白いのは、こういう“なんとなくの不調”を、行動や場のつくり方レベルで説明してくれるところです。たとえば、会議で反対意見が出にくいのは文化や座り位置の影響だと知ると、自分の性格だけの問題じゃなかったんだと少し楽になりますし、成功率50%の仕事が一番意欲を引き出すという話は、無理なく頑張るための温度感をつかむヒントになりました。印象形成やハロー効果のような“人が無意識にやってしまう判断のクセ”も、知っているだけで付き合い方が少し変わります。 この本の良いところは、心理学を武器にするというより、自分や相手の「そう振る舞ってしまう理由」を丁寧に拾ってくれる点です。だから、他人との距離感がしんどい人や、自分の行動のパターンを見直したい人にほど静かに刺さる気がします。気合いを入れて読まなくても、日々の仕事や会話の中で「あ、これはあの話かも」と小さな見え方の変化が積み重なっていくタイプの一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの42%が集中しています。
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