デービッド・アトキンソン 新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」 デービッド・アトキンソン 「新日本論」シリーズ

デービッド・アトキンソン 新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」 デービッド・アトキンソン 「新日本論」シリーズ

デービッド アトキンソン

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この本について

観光のニュースを見るたびに、「結局、日本はなにを売り物にしていくべきなんだろう」とか「インバウンドって盛り上がってるようで、どこかフワッとしてるな」と感じることがありました。数字の話になると余計に霧がかかるというか、結局どこを改善すればいいのかが見えづらいんですよね。 この本を読んでスッと腑に落ちたのは、観光を“なんとなくの盛り上がり”で語らず、顧客の中身を国別に細かく分解して見せてくれるところでした。台湾はテーマパークと旅館、韓国は短期滞在で食と酒、中国はショッピングに全振り……こうして実態が見えると、「万人向けの観光」なんて存在しないことがよく分かります。そしてもう一つ刺さったのが、客数より滞在期間のほうが経済効果に直結するという視点で、これがあるだけで「どんな施策を優先すべきか」の判断がブレにくくなる感覚がありました。 決して煽らないし魔法の解決策も出てきませんが、観光を“産業として”どう設計するかを考えるうえで、地に足のついたヒントをくれる本です。観光や地域づくりに関わっていて、「みんな言うことがバラバラで方向性が決まらない」と感じている人には特に刺さると思います。

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